
Viet Nam
工業団地の状況
Text by Saito Hiroshi
第46回 FDI(外国直接投資)誘致に積極的な省や都市 ラムドン(Lam Dong)省
製造業がベトナムに進出する際に、どの地域の工業団地を選択するかは重要なポイントになるが、地域を
挙げてFDIの受け入れに熱心に取り組んでいる省や市があるので、その例をいくつかご紹介したい。
今回はダクノン省、ビントン省を併合し、国内最大級の面積を誇るラムドン(Lam Dong)省をご紹介する。
1.基本情報
省都:ダラット
地方:中部高原地方
面積:9,781.20㎢+6,509.27㎢+7,942.60㎢=24,233.07㎢
下位区分:20坊、103社、1特区
人口:1,332,530人+670,560人+1,252,060人=3,255,150人 (2022年)
民族:キン族、コホ族、ヌン族、バーナー族
・中部高原地帯の山間部に位置する。
・花・果樹・野菜の栽培が盛んで、花は日本にも輸出されている
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%B3%E7%9C%81

2.工業団地
合併後のラムドン省としての稼働中の工業団地
ラムドン省
- ロックソン工業団地(Loc Son)
- フーホイ工業団地(Phu Hoi)
旧ダクノン省
- タムタン工業団地(Tam Thang)
- ニャンコー1工業団地(Nhan Co 1)
- ニャンコー2工業団地(Nhan Co 2)
旧ビントン省
- ファンティエット工業団地(Phan Thiet)
- ハムキエム工業団地(Ham Kiem)
- ソンミー工業団地(Son My)
- タンユック工業団地(Tan Duc)
- ソンビン工業団地(Song Binh)
- トゥイフォン工業団地(Tuy Phong)
3.ラムドン省の特徴
・合併後は面積、人口共にベトナム最大級の規模へ
・通称【花の都】として年間を通して様々な花が咲き誇り、平均標高が高く、ベトナムのなかでは涼しい気候
旧ラムドン省
・ダラット中心とした高原地帯
・比較的静かで治安も良い

・気候の影響により、ハイテク農業に適している。(花、野菜、果物など)
旧ダクノン省
・中央高原の南西端、森林資源と鉱物資源が豊富
・農業が中心(珈琲、胡椒、カシューナッツ)
・鉱業やエネルギー資源も成長中
旧ビントン省
・南中部沿岸地域、海洋資源と観光(ムイネーのビーチリゾート)が強み

https://vietnam.vnanet.vn/english/long-form/mui-ne-beach-resort-paradise-326628.html
・漁業、水産加工、観光業、近年は風力・太陽光発電など再生エネルギー事業も増加
4.生活環境
- 住宅事情
旧ラムドン省
・1ベッド、60㎡程度のコンドミニアムが10,000,000VND/月(日本円にすると、約6万円)
https://www.fazwaz.vn/property-for-rent/vietnam/lam-dong
・アパートやヴィラが数週間、月単位で提供されている
・ダラットでは既に318ユニットの社会住宅が完成・稼働中
https://vietnaminsiders.com/lam-dong-to-have-thousands-of-additional-social-housing-units/

・さらに数百戸規模のプロジェクトが進行中により集合住宅も増加傾向
旧ダクノン省
・低所得層や山岳地帯住民向けの住宅整備が進行中。2025年までに約1,800世帯の貧困家庭を対象に、新築住宅を供給予定
https://vietnamnews.vn/society/1689776/dak-nong-to-build-more-new-houses-for-the-poor-in-2025.html
・仮設・劣悪住宅の撤廃キャンペーンが実施中で、2025年末までに古い家屋を解消し、安心住宅の普及を目指している

https://en.vietnamplus.vn/dak-nong-strives-to-do-away-with-substandard-houses-post305005.vnp
・しかし、都市部の方面では、住宅購入・賃貸市場はほとんどない
旧ビントン省
・アパートは月7,400,000VND(日本円にすると約4.5万円から)と比較的リーズナブル
・ムイネー全体の治安は良好、しかし、観光エリアなのでスリなどには注意が必要

・レストラン事情
ラムドン省(主にダラット)
・Ichi レストラン
オーナーとシェフが日本人。日本の雰囲気が漂う店内で、照り焼きチキンや冷そば、天ぷらといった定番メニューが楽しめる
・Ganeya Japanese Restaurant
オーナー経営の日本人シェフが握る寿司と伝統的な和食が魅力。畳や竹が配された和モダンな店内で、コウベ牛など贅沢なメニューも
https://mytour.vn/en/blog/bai-viet/discover-the-finest-japanese-restaurants-in-da-lat-lam-dong.html
・他にも数多くの日本料理店が健在
旧ダクノン省
・日本料理店はほとんどない
日本人向け地元グルメ⇓
・Maison Chance Restaurant(メゾン・チャンス)
自然に溶け込む落ち着いた空間で、中央高原料理と欧米・アジア融合メニューが楽しめる
5.生活環境
1)住宅事情
- 旧タイニン省
- 建設局は省人民委員会に対し、総面積約17.9ヘクタール、1,570戸の住宅を提供する4つの社会住宅プロジェクトの起工式を開催するよう勧告した
- 具体的には↓
- プロデジ・ロンアン株式会社が投資した400戸の社会住宅プロジェクト

https://maison-chance.org/shop/en/maison-chance-restaurant-dak-nong/
・Tuan Nghia Hill Chicken Rice Pot(トゥアンギア 鶏炊き込みご飯)
土鍋炊き込みご飯が名物。竹や木の温もりあるインテリアも◎

https://vietnamreviewer.com/top-5-best-rice-restaurants-in-dak-nong/
旧ビントン省
・目立った日本料理専門店は少ないと感じた
口に合うかも?⇓
・PIT STOP Food Court
ビーチサイドのフードコートで、海鮮・国際料理・インドカレー・ピザなど多国籍な屋台が並ぶ
・Dong Vui Food Court
屋外で開放的。ベトナム〜アジア・欧米・ベジメニューなど多ジャンル揃い。

・お買い物事情
ラムドン省
・ダラット中心部の大定番「ダラット中央市場(Da Lat Market)」
規模:数千店舗に及ぶマルチレベルの市場。
商品:花、野菜、果物、ハーブ、乾物、工芸品、衣料、雑貨、ストロベリーキャンディなど
夜になると「ナイトマーケット」化。屋台で軽食や土産探しができて、夜歩きに最適。


https://vietchallenge.com/Post/274/6-best-shopping-in-da-lat
Big Cスーパーマーケット
衣類や食品・生活用品など幅広く取り扱い。市内最大級のショッピング施設。
日本人向け:急な買い出しや冬服購入など、安心・便利な都市型ショッピングが可能。
https://thesmartlocal.com/vietnam/dalat/
旧ダクノン省
・Gia Nghĩa Market(ジアニャ市場)
市の中心部に位置する地元密着型のマーケット。野菜・果物・ローカルスナック・シンプルな雑貨が豊富。
朝市をのぞけば、地元の暮らしがリアルに感じられる。日本人駐在員の手料理の食材調達にも便利
・電化製品・家具ショップ:Electronics & Furniture Emporium
Gia Nghĩa市内、Ton Duc Thang通り沿い。家電(ソニーやLGなど)からキッチン用品まで品揃え豊富
日本語は通じないが、対応スタッフが親切でブランド別ゾーン配置で迷わずにお買い物可能
旧ビントン省
・屋内マーケットで安心買い物 「Ham Tien Market」
青い建物に2階建てのローカルマーケット。1階は生鮮・お菓子・乾物、2階は衣類・手工芸品など
6.レストラン事情
1)旧タイニン省
- 旧タイニン省には日本食レストランはないが、Gogi House Tây Ninh(韓国焼肉)などの清潔な店内、セットメニュー豊富で辛さ控えめのレストランもある。

https://vietnamdiscovery.com/mui-ne/top-lists/shopping-in-mui-ne/
・地元市場で活きた体験ができる! 「Phan Thiet Central Market」
地元食材(シーフード・トロピカルフルーツ)、乾物、土産用のココナッツキャンディーやライスペーパーまで揃う県最大の市場。朝に行くと活気があっておすすめ。
地元料理の屋台(バインセオ、ゴイクンなど)も楽しめて、地元の生活体験にもぴったり

https://vietnamdiscovery.com/mui-ne/top-lists/shopping-in-mui-ne/

齊藤公(Saito Hiroshi)
Business Advisor
G.A. Consultants Vietnam Co., Ltd
大学卒業後に PHP 研究所に入社し、同社ニュー ヨーク事務所長を務めた後、中部日本放送(CBC) の関連会社で「名古屋港再開発プロジェクト」を 担当。その後拠点をアジアに移し、シンガポールで 「FM96.3」の開局や、ベトナムで「ハローベトナ ム」・「インベストアジア」の創刊を手掛け、ベトナム 最大規模のレンタル工場開発会社(BW Industrial Development JSC)で日系製造業の誘致を担当後、 現在はベトナム最古参の日系人事コンサルタント会社 「G.A. Consultants」にて、日系企業の進出コンサ ルタントとして活動。

