Viet Nam

工業団地の状況

Text by Saito Hiroshi

第41回 FDI(外国直接投資)誘致に積極的な省_バクザン(Bac Giang)省

製造業がベトナムに進出する際に、どの地域の工業団地を選択するかは重要なポイントとなるが、地域を挙げてFDIの受け入れに熱心に取り組んでいる省や市があるので、その例をいくつかご紹介したい。

今回はハノイから通勤が可能で、イオンモールの建設も発表されたバクザン省をご紹介したい。

1.ロケーション/面積/人口

バクザン省はベトナム東北部に位置し、面積は3,896㎢で人口は約189万人である。

赤い部分がバクザン省

2.バクザン省の工業団地

現在バクザン省には10ヵ所の工業団地:
①クアンチャウ工業団地、
②イエンルー工業団地、
③ソンケ・ノイホアン北工業団地、
④ソンケ・ノイホアン南工業団地、
⑤タンフン工業団地、
⑥ホアフ工業団地、
⑦ディンチャム工業団地、
⑧バンチュン工業団地、
⑨ベトハン工業団地、
⑩イエンソン・バックルン工業団地がある。

クアンチャウ工業団地

3.バクザン省の特徴

バクザン省はベトナムの東北部に位置し、省都はバクザン市。パイナップルとライチを主とした農業が盛んな地域である。

バクザン市はハノイ中心部から東北に51km、ノイバイ国際空港から45km、ハイフォン港湾から110kmに位置する。

4.進出している日系企業

バクザン省に進出している主な日系企業としてはInoue Vietnam、Nichirin Viet Nam 、Hosiden Vietnam (3社ともクアンチャウ工業団地)などがある。

クアンチャウ工業団地内のNichirin Viet Namの工場

5.生活環境

工業団地に通う駐在員向けのサービスアパートEvergreen Bac Giang(エバグリーン・バクザン)が、Indochinaグループによって開発され好評だ。

また、イオンモールの建設も発表され、日本人駐在員にとっては便利な環境が整いつつある。

サービスアパート「Evergreen Bac Giang」

6.総括

バクザン省はハノイから車で1時間の距離で、最近工業団地の開発や駐在員向けのサービスアパートの開発が進み、地域総生産(GRDP)の成長率

は北部エリア最大で、今後更なる経済発展が期待できるエリアだ。

齊藤公(Saito Hiroshi)

Business Advisor
G.A. Consultants Vietnam Co., Ltd

大学卒業後に PHP 研究所に入社し、同社ニュー ヨーク事務所長を務めた後、中部日本放送(CBC) の関連会社で「名古屋港再開発プロジェクト」を 担当。その後拠点をアジアに移し、シンガポールで 「FM96.3」の開局や、ベトナムで「ハローベトナ ム」・「インベストアジア」の創刊を手掛け、ベトナム 最大規模のレンタル工場開発会社(BW Industrial Development JSC)で日系製造業の誘致を担当後、 現在はベトナム最古参の日系人事コンサルタント会社 「G.A. Consultants」にて、日系企業の進出コンサ ルタントとして活動。